ボディメイクトレーニングのすすめ

ボディメイクトレーニング(筋トレ)

 よく聞くようになったボディメイクという言葉。なんとなくイメージはできても詳しい内容は実は知らないことが多いですよね。今回はボディメイクについて詳しく見ていこうと思います。そもそもボディメイクトレーニングとは、体を健康的でバランスの取れた形に整えるためのトレーニングプログラムです。このトレーニングは筋力の向上、脂肪の減少、体のプロポーションの改善などを目的としています。以下に、ボディメイクトレーニングの主な特徴を紹介します。
 筋力トレーニング(Resistance Training)は、筋肉の強さとサイズを増やすための運動です。ボディメイクの一環として、筋力トレーニングは重要な役割を果たします。
〜筋力トレーニングの基本概念〜
負荷の増加(Progressive Overload)
 筋肉を強く大きくするためには、徐々に負荷を増やしていくことが必要です。これは、ウェイトや抵抗を少しずつ増やすことで、筋肉に新しい挑戦を与え続けることを意味します。
適切なフォーム
 怪我を防ぎ、効果的に筋肉を鍛えるために、各エクササイズの正しいフォームを守ることが重要です。
セットとレップ
 トレーニングは通常、セット(一定回数のエクササイズの繰り返し)とレップ(各セット内の反復回数)で構成されます。一般的には、1セットあたり8〜12回のレップが筋肥大に効果的です。

〜主なエクササイズ〜
 筋力トレーニングには多くのエクササイズがありますが、ここでは主要なものを紹介します。これらは主にバーベル、ダンベル、ケーブル、マシンを使用します。
バーベルエクササイズ
ベンチプレス: 胸筋、三角筋前部、上腕三頭筋を鍛える
スクワット: 大腿四頭筋、ハムストリングス、臀筋を鍛える
デッドリフト: 脊柱起立筋、大腿四頭筋、ハムストリングス、臀筋を鍛える
ダンベルエクササイズ
ダンベルプレス: 胸筋と三角筋を鍛える
ダンベルロウ: 広背筋、僧帽筋、上腕二頭筋を鍛える
ダンベルカール: 上腕二頭筋を鍛える
マシンエクササイズ
レッグプレス: 大腿四頭筋、ハムストリングス、臀筋を鍛える
ラットプルダウン: 広背筋、僧帽筋、上腕二頭筋を鍛える
チェストプレス: 胸筋、三角筋、上腕三頭筋を鍛える

〜トレーニング方法〜
スプリットルーチン
 体の特定の部分を特定の日にトレーニングする方法です。例として、月曜日は胸と上腕三頭筋、火曜日は背中と上腕二頭筋、水曜日は脚、というように分けます。
全身トレーニング
 1回のトレーニングセッションで全身を鍛える方法です。初心者や時間が限られている人に適しています。
ピラミッドセット
 負荷を徐々に増やしながらレップ数を減らしていく方法です。例えば、10レップで軽いウェイトから始め、8レップで中程度のウェイト、6レップで重いウェイトに進みます。

〜効果〜
筋肥大
 筋肉のサイズが増加します。これは、筋繊維が微小な損傷を受け、それが修復される過程で筋繊維が太くなるためです。
筋力増加
 定期的な筋力トレーニングにより、筋肉の強度が増加します。
代謝率の向上
 筋肉量が増えると、安静時の代謝率が上がります。これにより、日常生活でも多くのカロリーを消費するようになります。
骨密度の向上
 筋力トレーニングは骨に負荷をかけるため、骨密度が向上し、骨折のリスクが減少します。
機能的フィットネスの向上
 日常生活やスポーツに必要な体力と機能が向上します。

ボディメイクトレーニング(有酸素運動)

 有酸素運動(Aerobic Exercise)は、心肺機能を高め、体脂肪を減少させるために行われる持続的な運動のことです。ここでは、有酸素運動の基本概念、主なエクササイズ、トレーニング方法、およびその効果について詳しく説明します。
 そもそも有酸素運動とは、酸素を使ってエネルギーを生成するため、心肺機能の向上や体脂肪の燃焼に効果的です。
持続時間
 一般的に、20分以上の連続した運動が推奨されます。長時間の運動により、脂肪がエネルギー源として利用されやすくなります。
中程度の強度
 運動の強度は「中程度」から「ややきつい」程度が理想的です。具体的には、息が少し上がり、汗をかく程度の強度です。
リズミカルな動き
 有酸素運動はリズミカルな動きで行われ、継続的に行うことができる運動が多いです。
〜主な有酸素運動〜
有酸素運動には多くの種類がありますが、以下に代表的なものを紹介します。
ウォーキング
 最も手軽で安全な有酸素運動です。速歩(ブリスクウォーキング)や坂道を利用することで強度を調整できます。
ジョギング/ランニング
 心肺機能を高め、カロリー消費が多い運動です。ペースを調整することで、初心者から上級者まで幅広く行えます。
サイクリング
 自転車に乗ることで、足腰にかかる負担を軽減しつつ、心肺機能を強化できます。室内バイク(エアロバイク)を利用することも可能です。
スイミング
 水中で行うため、関節に負担が少なく、全身の筋肉をバランスよく鍛えることができます。
エアロビクス
 音楽に合わせて行うダンスやステップ運動で、楽しく持続的に運動できます。様々な強度のクラスがあり、初心者から上級者まで対応可能です。
ロープジャンプ(縄跳び)
 短時間で高強度の運動ができるため、時間がない時でも効果的にカロリーを消費できます。
ハイキング
 自然の中を歩くことで、景色を楽しみながら運動ができます。地形によって強度を調整することができます。

〜トレーニング方法〜
インターバルトレーニング
 高強度の運動と低強度の運動を交互に行う方法です。HIIT(高強度インターバルトレーニング)がその代表です。短時間で効果的にカロリーを消費できます。
: 30秒間の全力ダッシュと1分間のゆっくり歩きを交互に繰り返す
リニアトレーニング
 一定の強度で長時間続ける方法です。初心者に適しており、持続時間を徐々に増やしていくことで効果を高めます。
: 30分間の一定ペースでのジョギング
クロストレーニング
 複数の異なる有酸素運動を組み合わせる方法です。異なる筋肉群を使うため、全身のバランスを良く鍛えられます。
: 月曜日はランニング、火曜日はサイクリング、水曜日はスイミング

〜効果〜
心肺機能の向上
 心臓と肺の働きを強化し、持久力が向上します。これにより、日常生活や他の運動での疲れにくさが軽減されます。
脂肪燃焼
 継続的な運動により、体脂肪を効率的に燃焼できます。特に腹部脂肪の減少に効果があります。
精神的健康
 有酸素運動は、エンドルフィンの分泌を促し、ストレスや不安を軽減し、気分を改善します。
筋持久力の向上
 筋肉の持久力が高まり、長時間の運動が容易になります。これにより、日常の活動やスポーツでのパフォーマンスが向上します。
血圧とコレステロールの改善
 有酸素運動は、血圧を下げ、悪玉コレステロール(LDL)を減少させ、善玉コレステロール(HDL)を増加させる効果があります。

ボディメイク(栄養管理もトレーニングの一環)

 栄養管理は、ボディメイクやフィットネスにおいて非常に重要な要素です。効果的なトレーニングプログラムをサポートし、健康的な体づくりを促進するためには、適切な栄養摂取が欠かせません。ここでは、栄養管理の基本概念、主要な栄養素、具体的な食事プラン、サプリメントの利用について詳しく説明してみたいと思います。
栄養管理の基本概念
カロリー摂取と消費のバランス
 体重管理の基本は、摂取カロリーと消費カロリーのバランスです。体重を増やすためには摂取カロリーを消費カロリーより多くし、減らすためには逆にします。
マクロ栄養素(マクロ栄養素バランス)
 タンパク質、炭水化物、脂質の三大栄養素をバランスよく摂取することが重要です。これらのバランスは、個々の目標や体質に応じて調整します。
ミクロ栄養素
 ビタミンやミネラルなどのミクロ栄養素も健康維持に欠かせません。これらは、体のさまざまな機能をサポートします。
主な栄養素
タンパク質
 筋肉の修復と成長に不可欠です。運動後の筋肉の回復を助けます。推奨摂取量は、運動量や目標に応じて、体重1kgあたり1.2〜2.2gが一般的です。
主な食品
鶏肉、魚、卵、豆腐、ギリシャヨーグルト、プロテインパウダー
炭水化物
 体の主要なエネルギー源です。特に高強度の運動やトレーニングには重要です。摂取量は活動レベルに応じて調整します。
主な食品
 玄米、オートミール、全粒パスタ、サツマイモ、果物、野菜
脂質
 ホルモンバランスを整え、細胞の健康を保つために必要です。適量の良質な脂質を摂取することが大切です。
主な食品
 アボカド、ナッツ類、オリーブオイル、サーモン、チアシード

具体例として食事プランをみましょう。
朝食:
: オートミールにベリーとナッツを加えたもの、ギリシャヨーグルト、スクランブルエッグと全粒トースト
栄養素: 高タンパク質、適度な炭水化物、良質な脂質
昼食:
: グリルチキン、キヌアサラダ、蒸し野菜、オリーブオイルのドレッシング
栄養素: バランスの取れたタンパク質と炭水化物、ビタミンとミネラル
夕食:
: 焼き魚、玄米、ブロッコリー、アボカドサラダ
栄養素: 高タンパク質、複合炭水化物、健康的な脂質
スナック:
: プロテインシェイク、ナッツ類、フルーツ、チーズスティック
栄養素: 高タンパク質、適度な炭水化物と脂質

サプリメントの利用も視野に入れてみます。
プロテインパウダー
 タンパク質の摂取が不足しがちな場合に便利です。ホエイプロテイン、カゼインプロテイン、植物性プロテインなどがあります。
BCAA(分岐鎖アミノ酸)
 筋肉の分解を防ぎ、トレーニング中のエネルギー供給をサポートします。
クレアチン
 筋力とパワーを向上させる効果があり、短期間の高強度運動に役立ちます。
ビタミンとミネラル
 バランスの取れた食事が難しい場合、マルチビタミンサプリメントや特定のビタミン・ミネラルのサプリメントを利用することが考えられます。
栄養管理のポイントとは
計画と準備
 食事の計画を立て、必要な食材を準備しておくことで、バランスの取れた食事を継続しやすくなります。
水分補給
 適切な水分摂取も重要です。特にトレーニング中やその後は十分な水分を摂るようにしましょう。
食事のタイミング
 運動前後の食事は特に重要です。運動前にはエネルギーを供給する炭水化物と、運動後には筋肉の回復を助けるタンパク質を摂取します。
バランスと多様性
 偏りのないバランスの取れた食事を心がけ、多様な食品を摂取することで、必要な栄養素をまんべんなく摂ることができます。

この記事の著者

中村将太  1989年11月生まれ
高校の英語教員として働く中、2020年に久留米市のパーソナルジム ニックスフィットネスをオープン。代表トレーナーを務める。
日本ダイエットスペシャリスト協会認定講師でもある。
得意分野はダイエット指導で、専門知識をふんだんに駆使して、お客様のダイエット成功の道を作ることが何よりのやりがいと感じている。ダイエット・ボディメイク・健康のことでお悩みの方はお気軽にLINEにてご連絡ください。一緒に効率的なトレーニングをしていきましょう。また、中国武術の詠春拳教室でも指導を行っています。

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