詠春拳のファクサオの基本動作
まず、詠春拳の「ファクサオ(拂手)/ Fak Sao」とは、「拂(ファク)」が広東語で「払う」「はじく」といった意味を持つことから、攻撃や防御の一環で用いられる動作です。この技術は、相手の攻撃を流すように処理し、次の動作へスムーズに移行するために設計されています。詠春拳の特徴的な接触感覚と流れるような連続動作を活かした技法の一つです。見た目的には下の写真の通り、手刀のような形で相手の腕を弾いたり、攻撃として突き出したりする動きになります。
ファクサオは、相手のパンチや突きなど、一直線に向かってくる攻撃を真っ向から受け止めるのではなく、手や腕を払い落とすことで攻撃の軌道を変えます。これにより、自分の身体に直接攻撃が当たるのを防ぎます。また、この技法は、相手の攻撃を無効化すると同時に、攻撃を処理した後に素早く反撃に移行することを可能にします。たとえば、相手の腕を払いながら自分のパンチを繰り出すことで、相手に時間を与えずに攻守を切り替えます。詠春拳の他の技法と同様に、ファクサオは力で勝負するのではなく、相手の力を利用するのが基本です。相手の力の方向や強さを感じ取り、それを流すように処理するため、力に頼らず効率的に攻撃を制御できます。
・スタートポジション
ファクサオは通常、接触した状態から始まります。たとえば、ボンサオで自分の腕に接触している相手の腕をパクサオで払い除けながらボンサオの手をファクサオにして突き出していきます。ほとんどの場合、「黐手(チーサオ)」の練習中や戦闘中、相手の腕と接触した際にこの動作を使います。
・払う動作
腕を軽く曲げて、相手の腕に接触している手で、外側や下方向に払い落とします。この動作は、相手の攻撃の力をそらすように自然な弧を描くのが理想的です。
・流れるように
ファクサオのポイントは、一つの動きで止まらず、次の動作へ滑らかに繋げることです。たとえば、払う動作の直後にパンチや肘打ちを加えることで、連続した攻防が可能になります。
詠春拳のファクサオの注意点
ファクサオは、詠春拳の戦闘理論において非常に重要な役割を果たします。特に、接触状態で相手の力を感じ取り、その力を無駄なく処理するための基礎技術となります。例えば、相手の突きを払いながら即座に反撃を繰り出すなど、攻守一体の動作を可能にします。しかし、注意点もいくつかあるので確認しておきましょう。
まず、力を入れすぎないということ。ファクサオでは、相手の力を受け流すのが目的なので、自分の力を過剰に使うと動作がガチガチに硬くなり、相手の力をうまく処理できません。次に、適切な角度を保つということ。払う動作の際に、適切な角度や軌道で行わないと、相手の攻撃を完全に逸らせなかったり、自分のバランスを崩したりすることがあります。最後に、ファクサオを打つことだけに意識を持っていかずに、次の動作を意識しておくことが大事です。ファクサオは単独で使うのではなく、他の技術や攻撃と組み合わせることで真価を発揮します。そのため、払った後の動作を意識して練習することが重要ですね。
ファクサオは、詠春拳の「流れるような動き」と「効率的な力の使い方」を象徴する技法の一つですので、防御と攻撃を切れ目なく繋ぐこの技術を習得することで、詠春拳の柔軟性と実戦力をさらに高めることができます。積極的に練習していきましょう。

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