詠春拳のタンサオとは
詠春拳の「タンサオ(Tan Sao)」(攤手)は、中国武術の詠春拳における基本的な防御技術の一つで、「攤」は「広げる」「伸ばす」という意味があります。この動作は、腕を前方に伸ばし、相手の攻撃をコントロールまたはそらすことを目的としています。詠春拳の基本の3手は「タンサオ」「ボンサオ」「フクサオ」であり、詠春拳の技術の中核をなす手の形になります。タンサオは具体的には、肩から肘、そして指先にかけて直線的に力を伝える形状をとり、肘を中心にして自然な角度を維持しながら、攻撃の軌道を変えたり、衝撃を吸収します。手のひらを上に向け、プレートを手のひらで運ぶような形をもう少し伸ばしたような腕の形になります。曲げ過ぎず、伸ばしすぎず適度に伸ばした形になります。
タンサオは、手のひらを横向きにし、親指を軽く内側に丸める形で行います。肘は軽く曲げ、肩の力を抜いてリラックスさせることが重要です。下の写真の黄色いグローブ側の右手がタンサオの形になります。このポジションによって、力を相手に直接受け流すのではなく、柔軟にそらすことが可能になります。タンサオは特に、直線的に飛んでくる攻撃(パンチや突きなど)を受け流すために使用されます。相手の攻撃の軌道を外側にずらすことで、攻撃を無効化し、カウンターを狙う準備を整えます。タンサオは、防御にとどまらず、他の技とスムーズに連携することが可能です。たとえば、タンサオの後にパンチや崩し技を組み合わせることで、攻防一体の動きを実現します。
詠春拳のタンサオは汎用性が高い
詠春拳という武術はとても直線的な動きに基づいて行われますが、タンクサオという技術は相手の外側に流しながら入ったり(下の写真の通り)、逆にインコースで直線的に入ったりと汎用性が高い防御方法であると言えます。タンサオは例えば相手のフックに対して、それを受けるということが代表的な使い方でしょう。もちろんストレートに対してタンサオで外側に受け流すことも多いです。下の写真でわかるように、右手でタンサオを出して相手のアウトコースに入っています。守り方は、手のひらを上に向けながら腕を体の中心からまっすぐ出していきます。円を描きながら守るというものではないので、あくまで直線的という形を意識してみましょう。
ただ、タンサオは防御の方法としてはかなり有効な手段でありますが、詠春拳は攻防同時が理想ですので、防御をし終わってから攻撃に移るというスタイルではなく、防御と攻撃がほぼ同時に行われるようにしたいのです。つまり、タンサオと同時にストレートパンチも打ちたいのです。写真のように右手でタンサオを出しながら左手でパンチを打ちにいきます。これを攤打(たんだ)と呼んだりタンサオパンチと呼んだりします。タンサオは、詠春拳のシンプルかつ効果的な防御技術の象徴であり、適切なタイミングと正しい形で使用することで、攻撃をいなす柔軟性と防御力を高めることができます。この技をマスターすることで、詠春拳の基本がさらに深まります。繰り返し練習をしていきましょう。

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